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短いけどそこが面白い!(ほぼ)100字の小説


その先には何が!?じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説
北野勇作 (著)


タイトル通り、ほぼ100字の短い小説がたくさん収録された本。その数、130編。
著者は北野勇作さん。北野さんはTwitterで「ほぼ百字小説」を連載されている。その中から特に厳選された作品が、この本には収録されているようだ。


100字、というと400字詰め原稿用紙の4分の1である。とても短い。
特に短い短編小説を“ショートショート”と言ったりするが、ここまで短いのはあまりない気がする。


とても短いので、“一体何故そうなったのか?”“舞台はどういう世界なのか?”“そもそも主人公はどういう人間なのか?”というような、普通の小説なら最低限は描かれそうな部分が、ばっさり省略されている。事件や不思議な出来事が発生しても、解決も種明かしもされないまま、そこで話が終わってしまうのだ。
だが、そこが面白い!余分なものが一切ないので、起こった出来事、現象、不思議設定が作品全てを支配している。


最初に載っている「使用上の注意」によると、正解がない、不安な気持ちを楽しむ作品集であるらしい。既存の小説やショートショートとは違う、新しい創作なのかもしれない。


ちなみに、この「じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説」はシリーズ化されており、1冊目であるこの本を含み既に3冊が出版されている。
北野さんのTwitterでの連載も続いているので、気になる人は読みに行こう!


twitter.com


その先には何が!?じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説

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