くらげなす

ニートの読書感想文。

精神を加速させろ!


あなたも詩人 だれでも詩人になれる本
やなせたかし (著)


「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんが詩について書いた本。
やなせさんは詩人であり漫画家であり絵本作家でもあった。他にもいろいろな活動をしていた凄い人だ。


技術的な入門書ではなく、詩や芸術に対する心、感性、考え方について書かれた本だった。やなせさんお気に入りの詩人や作品についても多くのページが割かれている。有名な詩人のものだけではなく、一般の人や子供が書いた作品も紹介されていた。


子供、特に幼児の書いた詩には優れたものが多いらしい。言葉が簡潔、覚えたての言葉で頑張って書くのがいいとのこと。そういえば子供のころ、小学校低学年くらいまでは詩というものが書けていた気がする。
確か学校の授業だった。下校中に遭遇した猫について書いたはずだ。他の子と比べて特別評価が高かった訳ではないが、それでも今同じものを書くのは無理。試しに何か書いてみようとしても、これが思った以上に難しい。


ところで、「精神を加速させろ」というネット上で有名な言葉がある。カバオ君が疾走するAAに添えられた謎の言葉だ。あれはどうもこの「だれでも詩人になれる本」が元ネタらしい。正確には、「だから、まず精神に加速しなくちゃいけない。(p225)」「しかし、これらの現象に対して精神は加速せずにはいられない。(p227)」と書かれていた。
本来は詩や芸術、そして“生き方”についての言葉である。情熱を傾けろ!燃える心を持て!みたいな意味だ。上手く要約しきる自信がないので、詳しく知りたい人はこの本の第2部24章を直接読んで欲しい。やなせさんが特に熱く語っている。